脊椎センター

ごあいさつ

ごあいさつ2014年4月より脊椎センターを設立しました。 2008年にはじめて御前崎病院に勤務して6年たちます。御前崎には、とてもよく働くご高齢の方が多く、今までの街での感覚ではとても太刀打ち出来ないようなたいへんなせぼねが沢山ありました。そして術後の痛みがその後の生活に大きな影を落とす事を学びました。顕微鏡を使って、丁寧な手術をするだけでは不十分な世界でした。術後の痛みを限りなく少なくして、できる限り早く普段の生活に戻してあげる事が御前崎でせぼねの手術をするには必要な条件と考えました。技術の発達とともに手術器具が開発され、目覚しい成果を上げ始めている低侵襲手術という考え方とその技こそが御前崎で働くには必要だと最初の一年で実感しました。

2011年にはこの条件を満たす可能性を持つ経皮的内視鏡手術の修行に一念発起して臨みました。2012年10月には御前崎病院で独立、経皮的内視鏡・顕微鏡・拡大鏡を使い分けながら低侵襲脊椎手術-術後の体への負担が小さい手術を始めました。われわれはこれまで、御前崎の町の皆さんに育てて頂きました。2014年4月からはわれわれ脊椎センターが、御前崎の町の人のちょっとした自慢の種になれるような働きをしたいと考えています。

御前崎病院の病室からは屋上庭園越しに駿河湾・太平洋を一望できます。土地柄でしょうか、とても穏やかな雰囲気に包まれています。職員の皆さんも穏やかで温かです。それでいて職人気質なところもある。医師も、看護師も、放射線技師も、検査技師も、薬剤師も、リハビリスタッフも、栄養士も、相談員も、事務職員も、看護助手も、ボランティアスタッフも、花の会も、だれもが御前崎の空気に包まれて穏やかに患者さんのことを考え、自分の仕事にこだわりを持って取り組んでいます。スタッフの数は多くないのですが、ほどよくプロが揃っていると感心されます。教育や努力だけではどうにも身につけにくい医療者の素養がこの地域の方にはもともと備わっているようです。

せぼねの病気の患者さんの多くはたいへん辛い痛みやしびれを持っています。一見、 元気そうに見えるので、痛いのにわかってもらえないと苦しんでいる方を多く見ます。御 前崎病院のスタッフはそんなあなたの痛みに自然に寄り添ってくれます。教室や教科書で 学んだ知識や技術だけで共感しているようにみせかけるのではなく、この人の痛みの原因 はなんだろうと親身にみんなで一緒に深く考え、こうすれば楽ではないかと行動できる力 をもつメンバーがそろっています。「この病院は療養するにほんとにいいね。」と患者さ んに褒めて頂いた事が何度もあります。御前崎という土地とわれわれスタッフの持つパ ワー。われわれ脊椎センターのスタッフはあなたの痛みを癒すことに誇りをもって臨んで います。