検体検査室

検体検査

da244011s血液や尿、便など人体から採取された検体の成分や状態を調べます。血液検査ではほとんどが、診察前の採血であって迅速性が求められています。正確性が一番大事なところでもあります。検体検査では、次のような検査を行っています。 

 

 

 

 
血液検査
貧血や炎症、凝固に白血病などを検査しています。

生化学検査
肝・心・カナメの肝臓・心臓・腎臓・すい臓などを生化学的に分析しています。

免疫検査
肝炎ウィルス等の感染症に加えて、癌で上昇する腫瘍マーカーを測定しています。

一般検査
腎臓・膀胱の尿検査、大腸の便検査、胸水に腹水、髄液と検査を幅広く行います。

 

主な検査項目と意味

血液検査
WBC 白血球数
細菌感染に防御機能があり、炎症がある時上昇します
RBC 赤血球数
貧血があると減少します
生化学検査
γ-GTP ガンマ-グルタ-ルトランスアミナ-ゼ
飲んでいるお酒の量が多いほど、高値を示す傾向があります
HDL-CHO HDLコレステロール
善玉コレステロールです
LDL-CHO LDLコレステロ-ル
悪玉レステロ-ルです
免疫検査
CEA カルチノエンボリックアンチゲン
悪性腫瘍で上昇することが多い抗原です

病理細胞診検査

病理組織検査microscorp

内視鏡や手術で採取された組織を標本にして、顕微鏡で観察します。
悪い細胞が有るかどうか、また、悪性の場合どの程度悪いのかがわかるため、病気の診断や治療方針を決定することができます。

細胞診検査

主に、尿、喀痰、体腔液に混ざっている剥がれた細胞や婦人科検診で採取された細胞を顕微鏡で観察します。
悪い細胞が有るかどうか、また、どの程度悪いのかをみます。

細菌検査

感染症の疑いのある患者さんから採取された痰、尿、便、膿、血液などから、感染の原因菌を検出しています。
その菌に対して、どのような薬剤が治療効果があるのかも検査します。

輸血検査

輸血とは、血液中の赤血球や凝固因子等の各成分の機能や量が低下したときに、その成分を補充する目的で行われます。

輸血する血液の主な種類

赤血球濃厚液・・・貧血症の改善のため
新鮮凍結血漿・・・凝固因子の補充および循環血漿量減少の改善と維持のため
濃厚血小板 ・・・血小板減少を改善するため

患者様の血液と輸血する血液の不適合輸血を防ぐため、血液型・交差適合試験・不規則抗体スクリーニングなどの検査を行っています。
また、患者様と適合した血液を適正な環境下で保管管理しています。