各部門のご案内

脳神経外科:物忘れ(認知症)

ご案内

物忘れ外来は認知症の早期発見・早期対応を目的とした診療外来です。当院では、簡易式高次脳機能検査とMRI画像による診断と薬物治療、そしてリハビリ科言語療法室による高次脳機能訓練を行っています。

*平成29年4月より、神経内科の小野澤医師(日本認知症学会専門医)(毎週火・木曜日)、池谷医師(毎週水曜日)が診療にあたります。

完全予約制となっておりますので、地域医療連携室(TEL 0537-86-8852)にてご予約をお願いします。

外来担当医

受付時間 月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日
午前 予約制 小野澤
*リハビリ外来で
診療
池 谷 小野澤
*リハビリ外来で
診療

・7月4日(火)の小野澤医師の診療は休診となります。

*物忘れ外来は平成29年4月より神経内科で診療することになりました。

問い合わせ先:TEL (0537) 86-8511(代表)
<但し、祝日・年末年始(12月29日~1月3日)は休診となります>

医師紹介

非常勤

役  職 すずかけセントラル病院 脳神経外科
氏  名 横山 徹夫 (よこやま てつお)
専門分野 パーキンソン病、脳神経外科一般
出身大学 千葉大学医学部(S48卒)
認定資格等 日本脳神経外科学会専門医
日本定位・機能神経外科学会 機能的定位脳手術技術認定
座右の銘
趣  味 ウォーキング、読書

物忘れ(認知症)外来について

認知症は早期の診断、内服治療の開始と生活療法が症状の改善に有効です!!

 認知症には原因を異にする幾つかの疾患がありますが、最も関心が高いアルツハイマー病について解説を加え、合わせて当科の「物忘れ外来」を紹介させて頂きます。高齢者の増加は35年後まで続き、全人口に対する65歳以上の高齢者は40%ほどになり、その10.4%は認知症になると予想されています。アルツハイマー病は基本的には、記憶の障害であり、病気の進行と共に自分と自分が築き上げてきた地域・社会ばかりでなく家族との関係が崩壊していく恐ろしい病気です。その原因はわからず、従って根本的に治療する方法がまだ見つかっていません。しかし、最近になりアルツハイマー病に対する新しい薬が開発され、また、介護福祉のサービスが幅広く受けられるようになり患者を取り巻く医療、社会環境が大きく変わっています。早期に病気を見出して治療を開始し生活環境を整えていくことで有意義な生活を送ることが可能となっています。当科での外来診療はその一助になればとスタッフ一同考えています。

1.アルツハイマー病について解っていること

 アルツハイマー病は、アミロイドやタウといったタンパク質が脳内に溜まり脳神経細胞を傷害して脳機能障害をきたす病気です。正常な高齢者のヒトでもアミロイドの沈着は見られるため、この沈着は「老人斑(アミロイド班)」と呼ばれています。正常な人では加齢に伴って現れてきますが、アルツハイマー病ではこの変化が比較にならないほど早く、そして脳の広範な部を含んで進行することです。残念ながら、何が原因となってこのような変化が進行するのかは解明されておらず「病気を治す」薬はありません。

2.アルツハイマー病の症状について

 症状の基本は、記憶の障害であり、「その日の朝に食べた物」、「使った道具や印鑑」などの現在より少し前の記憶を思い起こす障害から始まります。このころは一般的な「加齢に伴う物忘れ」との区別は日常生活を見るだけでは簡単にはつきません。病気が進行すると「今言ったこと言われたこと」、「今、物を置いた場所」などのまだ時間の経っていない記憶が障害され、家族は物忘れのひどさに気がつくようになります。さらに進行すると、現在、自分のまわりで行われていることの理解が困難となり、「不適切な行動」となって家族や周りの人々が困惑するようになります。次第に社会さらには日常生活を送ることが独りでは難しくなり家族を始めとして介護ヘルパーなどの介助が必要になります。病気が高度に進行すると認知機能が全廃し運動機能障害も来して全介護状態となっていきます。

3.治療について

 治療薬としては、アセチルコリンなどの神経伝達物質を増やして脳神経機能を活発にさせる薬があります。今までアリセプトという薬しかありませんでしたが、最近になり新たに3つの薬が使われるようになっています。中にはパッチ剤もあり、内服を忘れる患者や内服を嫌がる患者にも治療が可能となっています。いずれの薬も「症状の改善」あるいは「病状の進行」を遅らせることが目的になっています。病気の原因に根ざした治療薬ではありませんから、その分、効果は限定的です。最近になりこの病気の症状の悪化あるいは進行に、日常生活リズムが関与していることが言われ、内服治療とともに睡眠などの生活あるいは運動療法を行うことで効果を高めることが解っています。

4.当科の診療目標

 当科では、MMSEや長谷川式といった一般的な評価テストのみでなく、より幅広い脳機能をチェック、さらにはMRIによる脳萎縮の程度と脳病変を評価して正確な診断に役立てています。治療においてはリハビリ科と医療相談室と連携して運動、生活指導療法をつうじて御家族の会議を支援すると共に患者の日常生活機能の向上に役立てて生きたいと考えています。

当院の「物忘れ来」は毎週水曜日 9:00~12:00

予約は地域連携室(TEL: 86-8852, FAX: 86-8853)に御連絡下さい。