3.どういったことをするの?

回復期リハビリテーションでは身体機能の回復はもちろんのこと、衣服を着たり脱いだり、食事をしたり、歩行したりなど、日常生活活動の再獲得や発症前の生活歴・ライフスタイルに合わせた趣味活動なども視野にそれぞれの退院後の生活(自宅生活・復職・復学など)に向けたをリハビリテーション展開しています。

リハビリテーション中はできるのに、病棟ではしていないといったように、「できるのにしていない」ということがよくあります。当院では、病棟での「している日常生活動作(ADL)」を向上・安定させ、最終的には家庭に復帰した時の「する日常生活動作(ADL)」の確立を目標にしています。ご自宅の生活をより自立したものとするために、患者さん一人一人に寄り添い、一緒にゴールを目指してリハビリを行います。

 

理学療法

理学療法とは病気や障害によって身体に障害を負った方々に対して、主に「運動療法」を用いて、基本的な運動能力の改善を目指し治療を行っていくものです。 主には起き上がる、歩く、階段を昇るなど日常生活に必要な動作の再獲得を目指してリハビリを行っていきます。

 

作業療法

病気や事故によって、身体,精神に障害を負った方々に対して、主体的に、よりよい生活をしていただくために、日常生活での様々な活動を用いて治療、訓練、指導、援助を行います。

 

 

言語聴覚療法

言語障害や飲込みに障害を持つ方に対してのリハビリを実施します。その他、神経心理検査等も実施します。

言語障害とは

失語症や構音障害(呂律のまわらない状態)などにより、周囲の方々とのコミュニケーションがとれない、あるいはとりにくくなることです。

嚥下障害とは

食べるための器官(口唇、顎、舌 軟口蓋、声帯、呼吸器など)の麻痺等によって、飲み込む動作が困難になることです。訓練室、検査室での検査、及び訓練、病室で訓練を行います。

入院初日から食事摂取の方法について医師、看護、介護職・管理栄養士等とともに、食事内容や姿勢の検討などを行っています。