食中毒の原因

食中毒の原因として、細菌、ウイルス、自然毒、化学物質、寄生虫などさまざまあり、食べてから症状が出るまでの期間やその症状、また予防方法も異なります。

代表的な病原体の概要

病原体 腸管出血性大腸菌(O157) サルモネラ属菌
潜伏期間

症状
潜伏期間は、3~8日
軽い腹痛や下痢、頻回の水様便、激しい腹痛、著しい血便とともに重篤な合併症を起こすものまで、様々な巾がある
激しい腹痛と血便がある場合には、特に、注意が必要
潜伏期間は、6~72時間
激しい腹痛、下痢、発熱、嘔吐
特徴 大腸菌は、家畜や人の腸内にも存在する
ほとんどのものは無害だが、このうちいくつかのものは、人に下痢などの消化器症状や合併症を起こすことがあり、病原大腸菌と呼ばれる
代表的なものは「腸管出血性大腸菌O157」である
動物の腸管、自然界(川、下水、湖など)に広く分布。生肉、特に、鶏肉と卵を汚染することが多い
乾燥に強い
写真  O157  サルモネラ
 

国立感染症研究所HPより

公衛研ニュースHPより

 *潜伏期間とは、感染から発症までの時間です