Q1.肺炎球菌とは?

A1.肺炎球菌は、主に気道の分泌物に含まれ、唾液などを通じて飛沫感染します。日本人の約3~5%の高齢者では鼻や喉の奥に菌が常在しているとされます。これらの菌が何らかのきっかけで進展することで、気管支炎、肺炎、敗血症などの重い合併症を起こすことがあります。肺炎球菌は、莢膜(きょうまく)と呼ばれる厚い膜でおおわれているため、体の持っている免疫機能がはたらきにくいのが特徴です。