見え方(視界)の色の変化

 

見え方(視界)の色合いを変える、黄色いレンズは景色が黄色に見え、青いレンズでは

景色は青色になります。これはレンズがレンズ自体の色や同系の色は通過させ、

補色をカットするためです。これは黄色いレンズは青を青いレンズは

黄色を感じにくくなります。

※補色とは、色相環で反対側に位置する色のことです。

                                                         図 色相環19

                                          図  色メガネによる見え方の変化

1

グレー系   3

用途  ・マリンレジャー (水面からの強い反射を抑える)

不都合 ・ゲレンデやゴルフ (コントラス効果が低いため凹凸不利になる)

・光(可視光線)平均的に吸収して色調の変化が少ない,まぶしさを予防する効果がある

・赤色の識別が高まり、赤信号などや車のブレーキが認識しやすい

ブラウン系  4

用途 ・ウインタースポーツ 

          (散乱光をよくカットしてコントラスト効果が高い)

不都合 ・パソコン作業でコントラストがはっきり見え、そのために疲れる方

・散乱光となりやすい短波長をカットするため、コントラストが上昇する

・前眼部に炎症のある人の眼の保護に好適です

・薄いブラウン系の10%から15%のカラーレンズは、周辺部分の渦を

目立ちにくくする効果がある。また強いマイナスレンズにはさらに効果的で、

不同視の眼鏡処方にも違和感を軽減します

とは、厚いレンズの側面がうつり込んで見えること

不同視とは、右眼と左眼の屈折度が通常2D(ジオプトリ-)

以上違うもの

ブルー系  5

・黄色や赤色の波長を減光して外斜位を軽減する

・車のヘッドライトの眩しさを軽減する

外斜位とは、両眼で見ていれば眼の位置のずれはないが、片眼を隠

し融像が出来なくなると眼球の位置が外側にずれが起こること

グリーン系  6

用途  ・釣り (全波長を平均的に抑え水面からの反射を和らげる)

            ・ジョギング (中間波長を際立たせ安らぎ効果 

               眼精疲労やストレス緩和 山や森林を鮮明にする)

           ・パソコン作業でコントラストがはっきり見え疲れる方

不都合 ・赤の判定が難しいことがある

・光(可視光線)青系赤系吸収する

・色収差を少なくして最も自然な色調を保つ効果がある

・目が疲れにくくする

・眼底疾患のある人に適している

イエロー系  7

用途     ・ テニス、射的、夕方時のサイクリング、霧中のドライブ

             (薄暗い所ではっきり見たい)ウインタースポー

不都合 ・まぶしさを防ぐ効果は低い、生理的刺激があり

              長時間の使用は勧めない

・青紫系短波長を吸収する。コントラスト効果が高い(ブラウン系より)

ピンク系   8

・血色が良く張りのある肌に見せる

・まぶしさを防ぐ効果は低い、生理的な刺激がある

パープル系 9

・陰りのあるシャドー効果がある

・淡い色でもまぶしさを軽減する効果がある