外来の役割

 外来は、リーダーを中心にチームナーシングで看護を実践しています。具体的な業務は、救急対応をはじめ、外来診療介助、検査・処置介助、自己注射指導、疾患や生活に対する指導、在宅支援、退院後の継続看護があります。又、24時間、救急受け入れや、患者様や電話相談に応じているため、夕方から翌朝までの当直体制をとっています。

 外来看護師は、病棟と在宅、地域福祉との連携を図り、支援を必要とする人に継続した看護を提供する重要な役割があります。外来受診時に必要な情報を収集、アセスメントし、患者様のニーズに対し、多職種連携を図りながら介入しています。また、救急対応に対する迅速な判断力や、患者様が安心して検査、治療を受けることができるよう、患者様に寄り添う看護も求められています。患者様が病気を持ちながらも住み慣れた場所で安心して生活できるように在宅療養支援を行い、情報共有や自己研鑽し、医療知識の習得や看護の振り返りをしながら常に努力を続けています。

 

              

              

特記する事項

採血室

 平成24年度より新設いたしました。患者様の採血検査、採尿検査を行う場所です。外来受診がスムーズに進行できるよう努めております。

 

中央処置室

 各科外来から依頼された患者様の注射、処置、観察又、時間外患者様の対応などを行なう場所です。あらゆる科の患者様の対応や日々異なる患者様の出入りが特徴的で、患者把握能力が求められます。情報伝達を確実に行い、スムーズな対応ができるようスタッフの意識を統一するよう努めています。

*平成24年度より、移転いたしました。

  

救急室

主に救急車で来院する方の対応を行なう場所です。各種器材が設置されていて、緊急処置や外傷処置を行います。救急車の対応は、基本的に医師と看護師2名が担当し、安全で迅速な対応を心がけています。スタッフは、BLS(一次救命処置)やICLSを院内、院外で学習し、救急対応に備えています。

救急室 1 救急室 2 救急室 3

外来化学療法室

平成20年10月より専用の部屋を完備し、治療を開始することができるようになりました。室内には、稼動ベッド3台、リクライニングチェア1台を準備しています。各々テレビが設置され、患者様は自由に操作することが出来ます。その他、オーダリング用PCをはじめ、救急対応時の器材などが設置されています。専属看護師1名を常時配置し、観察・看護を行うと共に、薬剤師とも連携しながら対応しています。現在、治療が行なわれている科は、内科(リュウマチ科、呼吸器科)外科、泌尿器科、脳外科です。外来と病棟との継続看護が必要となる場でもあり、現在、受け持ち看護師制を取り入れつつ看護の質向上に努力しています。

外来化学療法室 1 外来化学療法室 2

 内視鏡室・画像検査

上部消化管や下部消化管の内視鏡検査を行なう場所です。主に午前中は上部内視鏡、午後は下部内視鏡の検査を行い、医師・看護師・臨床工学技士が1名常駐して対応しています。より安楽で安全な検査が行えるよう検査介助や看護を行なっています。

画像診断科での検査介助(アンギオ検査以外)も外来看護師対応しています。透視下検査介助やCT、MRI造影検査時の看護などを行います。

内視鏡室・画像検査 1

自己注射指導・・・糖尿病、リュウマチ、成長ホルモン

インシュリンやリュウマチ治療薬また、ホルモン剤などの自己注射指導を個別に行ないます。薬剤師との連携で、患者様が自宅で皮下注射ができるようになるまで導入から手技、不安の解除が出来るまで繰り返し指導を行なっています。