X線を用いた検査について

X線(レントゲン)という放射線を利用して行う検査

胸部X線撮影…約0.1mSv
マンモグラフィ…1mSv以下
CT撮影…1.3mSv以下
上部消化管撮影(バリウム検査)…4.0mSv以下
骨密度測定…約0.042mSv
実は、放射線は自然界にも存在します。X線を使った検査を受けていない人でも、普通に生活していれば大地や空気・宇宙などからの「自然放射線」で1年間に2.4mSv(ミリシーベルト)程度受けています。
人体が大量に放射線を受けて影響が出るのは、200mSvを超える量と言われています。

影響

医療施設で行われるX線量はごくわずかですのでご心配はいりません。
繰り返しの検査の場合は、特に白血病や癌に対する不安を強く感じる方が多くいらっしゃいますが、1回のX線量はわずかであり、かつ人間に備わった回復力がありますので大丈夫です。X線を浴びるわずかなリスクと検査で得られる情報の重みを考え合わせたとき、検査を行う価値の方が非常に高いので、全世界でX線を使用した検査が行われているのです。当センターでは、妊娠中や妊娠の可能性のある場合はX線を用いた検査は行なっていません。
医師や放射線技師も、できるかぎり少ないX線量で検査が終了できるように注意・努力してまいります。