医療安全情報 No.85
医療安全情報 No.85(H25.12.16)(PDFファイル1125KB)
- 移動時のドレーン・チューブ類の偶発的な抜去
ドレーン・チューブ類の位置確認が不十分であったため、移動の際、患者に挿入されていた
ドレーン・チューブ類が抜けた事例が報告されています。
医療安全情報 No.85(H25.12.16)(PDFファイル1125KB)
誤った処方の不十分な確認について報告。
薬剤師は処方に疑問を持ったが、疑義照会の際にその内容が伝わらなかったため、処方が
修正されず過量投与した事例が報告されています。
PMDA医療安全情報No.40(H25.10.25)(PDFファイル1580KB)
事例1. 日本脳炎ワクチンの接種予定であったが、MR(麻しん・風しん)ワクチンの接種予定者と思い込み、
接種してしまった。
事例2. ワクチン接種予定者が多数来院しており、3種混合ワクチンを接種するところ、類似の色調の4種混合
ワクチンを誤って接種してしまった。
事例3. 有効期限切れのワクチンを接種してしまった。
トラキマスク取扱い時の注意について
(事例) 心電図モニタのアラームが鳴ったため訪室すると、トラキマスクがずれ、気管切開チューブ
を塞いでおり、患者は呼吸停止、チアノーゼ状態となっていた。
医療安全情報 No.81(H25.8.15)PDFファイル1155KB
エタンブトール適正使用情報2013.7.3 PDFファイル458MB
蘇生バッグの組立て間違いについて
(事例)緊急時、救急カートから取り出した蘇生バッグを使用したが、組立てを誤っていたため、有効な換気ができなかった。
インスリン注入器の取扱い時の注意について
(事例1)一度に複数の患者のインスリン注入器を準備していたところ、誤って他の患者のキャップを取り付けてしまい、取り違えが発生した。
(事例2)速効型を1日3回、持続型を寝る前に1回投与していた患者が、持続型のインスリンカートリッジをセットするところ、誤って速効型をセットし寝る前に投与してしまい、低血糖昏睡を起こした。
厚生労働省より小児への投与に関し、SSRIなど抗うつ薬6種類の「使用上の注意」改訂が指示されました。
チューブやラインの抜去事例について
(事例1)
人工呼吸器装着中の患者さんの体位変換を行った際、気管切開チューブや呼吸回路を
保持していなかったために、気管切開チューブが抜けてしまった。
(事例2)
点滴中の患者さんが院内を歩行中、輸液ラインが廊下の手すりに引っかかり、抜けて
しまった。
輸液ポンプ等の流量を設定する際、流量に予定量を入力したため、薬剤を過剰に投与した事例が報告されています。
フェジン静注40mgについて定期的にフェリチン等の血液検査を行い、鉄過剰とならないよう注意してください。
手動式肺人工蘇生器の組み立てを間違えていたため、有効な換気がなされなかった事例が報告されています。