リウマチ性疾患について

リウマチ性疾患患者は、自覚症状のみでは如何なる病気か判然としない。そこで開業医や病院を受診して、血液検査やレントゲン検査を行って「リウマチ」「膠原病」かもしれないと判定される。しかし、「リウマチ」「膠原病」とされている疾患の中には、ウイルス感染症、変形性関節症、関節リウマチ、膠原病、リウマチ因子陰性の脊椎関節症などが種々の疾患が含まれ、専門的な診療が必要である。そこで、リウマチ性疾患であれば何時でも受診できるリウマチセンターを本院に開設し、月曜日~金曜日まで毎日専門外来を行っている。紹介状がなくても、平日ならいつでもアクセスできるようにしています。
また、治療法に関しては、a.薬物療法(抗サイトカイン療法、シクロフォスファミドパルス療法)、b.血漿交換療法、白血球除去療法、c.リハビリテーション、d.在宅介護や在宅支援の拡充と地域の福祉のネットワーク作りなどを行っていく。特に入院治療に関しては、関節リウマチに対する抗サイトカイン療法や白血球除去療法あるいはリハビリテーションのための短期入院、全身性エリテマトーデスに対するシクロフォスファミドパルス療法のための短期入院等のプロトコールを充実させる。さらにリウマチ•膠原病は、全身的な問題点を解決するため呼吸器内科•腎臓内科•消化器内科や脳神経外科とも緊密に連絡し、治療法を選択できるようにする。