医薬品・医療機器等安全性情報No.420(R07.06.17)(PDFファイル2310KB)
1.ドンペリドンの「使用上の注意」の改訂について
2005年に厚生労働省の妊娠と薬情報センター事業により国立成育医療研究センター内に「妊娠と薬情報センター」(以下「センター」という。)が設置され、医薬品が母体や胎児に与える影響について最新のエビデンスを収集・評価し、それに基づいて、妊婦あるいは妊娠を希望している女性の相談に応じる業務を実施してきました。また、2016年度からはこれまでにセンターに集積された情報の整理・評価を行い、妊産婦等への医薬品投与に関する情報の添付文書への反映を推進する取組を行っています。本取組では、専門家が参加するワーキンググループを設置し、候補医薬品を選定のうえ、これまでの集積情報の整理・評価を行い、当該医薬品の添付文書の改訂案を報告書として取りまとめることとされています。
今般、ドンペリドンについて、薬事審議会医薬品等安全対策部会安全対策調査会における審議を踏まえ、禁忌等に係る記載について見直しが行われましたので、その内容が紹介されています。
2.イオジキサノールの「使用上の注意」の改訂について
厚生労働省から、2025年5月20日にイオジキサノール(ビジパーク270注20mL、同270注50mL、同270注100mL、同320注50mL、同320注100mL)の使用上の注意の「11.1 重大な副作用」に「心停止」の追記を指示する通知が発出され、その内容等について紹介されています。
3.重要な副作用等に関する情報
【1】ネモリズマブ(遺伝子組換え)
【2】イオジキサノール
【3】インダパミド
【4】インダパミド
2025年5月20日に改訂を指導した医薬品の使用上の注意のうち、
重要な副作用等について、改訂内容等とともに症例の概要等が紹介されています。
4.使用上の注意の改訂について(その360)
(1)アセタゾラミド
(2)アセタゾラミドナトリウム 他20件
2025年5月20日に改訂を指導した医薬品等の使用上の注意について、
改訂内容、主な該当販売名等が掲載されています。
5.市販直後調査の対象品目一覧
2025年4月末日現在の市販直後調査の対象品目が掲載されています。