透析センター

透析センターは、当病院が開設と同時にベット数12床でオープンし、糖尿病の合併症で透析に導入される方が多くなり、ベット数も増え30床となりました。現在は医師の常勤が1名となり、連日の透析が行なえなくなり、月、水、金曜日の午前、午後に実施しています。患者数は午前が25~28名、午後が22~25名です。それに加えて導入される方や、他院や他科からの紹介で臨時で行う方が月に1名程度います。

スタッフは、医師1名、看護師4名、看護助手1名、臨床工学技士(ME)5名です。

看護体制は、固定チームナーシング受け持ち制で、常時5~6名を持ち透析施行時は、担当となり看護診断を用いて看護をしています。また栄養士、薬剤師と連携をとり、患者の自己管理への支援と、安全で安楽な透析を提供できるように看護実践をしています。

「足病変の早期発見と足の切断をなくしたい」を目標に、定期的にフットケアを行っています。透析用足病変リスクフローチャートに沿って観察間隔を割り振り、フットチェック表に沿ってチェックしています。最初は嫌がっていた方々も足の大切さを少しずつではありますが、意識してくださるようになってきていると感じています。

透析看護師の主な役割
  1. 透析を受けている患者の日常生活の把握と自己管理への指導
  2. 透析中の看護実践
  3. 循環動態に関わる合併症の予防
  4. 導入患者への指導
一日の流れ
一日の流れ 1一日の流れ 2
  1. 8時15分~ショートカンファレンス、その後器機、注射薬の準備、HD前準備(プライミング)
  2. 9時頃~透析前体重、血圧測定、情報収集
  3. 除水量計算、機械準備確認、セッティング
  4. 穿刺(これがセンスです)
  5. 透析時間は3時間30分から4時間の透析を行います
  6. 各患者の観察と、情報収集を行ない、必要に応じて指導をします
  7. 定期的にフットケアを行います
  8. 終了時の採血、注射、返血の介助、穿刺針抜針後の止血
  9. 透析終了後体重、血圧測定、記録
  10. 14時頃~午後透析患者を午前と同様に行います
  11. 午後の一番最後に終わる患者が終了する時間は19時30分~40分位です