乳腺超音波(乳腺エコー)検査

乳腺用の超音波診断装置を用いて、しこり(腫瘤)ができていないか、良性か悪性かを調べる検査です。
乳がんや乳腺症、乳腺のう胞、良性腫瘍などの乳房異常を発見できます。特に、乳腺組織の発達している40歳未満の方に適した検査です。超音波を使用しているため、X線(レントゲン)のような被ばくはありません。したがって、安心して検査を受けることができます。
当センターでは女性の臨床検査技師(※)が行ないます。
※超音波検査士有資格者(学会認定)の指導のもとで検査をしています。

検査方法

上半身裸で、ベットに仰向けになっていただきます。
乳房に専用のゼリーを付け、超音波を出す探触子(プローブ)をあてて画像を出します。
痛みや害はありません。
個人差はありますが、検査時間は15分程です。

検査日時

ご相談ください。

注意事項

妊娠中や授乳中の方は乳腺が張っているため、正確な診断が出来ない場合があります。

動脈硬化検査

動脈の硬さと詰まりの程度が分かります
日本人の死因で上位を占める三大疾病は『がん』『脳血管疾患』『心疾患』です。なかでも脳血管疾患と心疾患は、いずれも動脈硬化が原因です。
動脈は、内膜・内弾性板・中膜・外膜で構成され、心臓が強い力で押し出した血液が流れるので、弾力性と柔軟性を持ち合わせています。ところがこの動脈の層が厚くなったり、硬くなったりして弾力性や柔軟性を失なった状態を、動脈硬化と言います。
動脈硬化は自覚症状のないまま進行していき、症状が現れた時にはもう手遅れになることがあります。
自分の血管の健康状態を知っておくことが動脈硬化の予防につながります。

動脈硬化検査

動脈硬化検査

検査方法

検査時間は準備を含め15分程度です。両手首、両足首の4箇所の血圧を同時に測定するだけですので、ほとんど痛みはありません。

検査日時

ご相談ください。

注意事項

不整脈がある方は出来ないことがあります。

内臓脂肪量検診
内臓脂肪検査

内臓脂肪検査

メタボリックシンドローム(通称「メタボ」)とは、内臓脂肪型肥満(内肥満・腹部肥満)に高血糖・高血圧・高脂血症のうち2つ以上を合併した状態をいいます。
静岡県の人口で推計すると、50歳~60歳代の男性に多く、県民のおよそ8人に1人は内臓脂肪症候群(メタボリックシンドローム)となる。脂肪には皮下脂肪と内臓脂肪があり、内臓脂肪の方が生活習慣病(成人病)と密接に関係していることが分かっています。しかし、皮下脂肪よりも内臓脂肪の方がつきやすく、落としやすい脂肪としても知られていて、早期に発見し早期に対応することで動脈硬化などの原因になりやすい内臓脂肪を落とし、重病になることを防ぐことができるのです。

検査方法

CT装置でへその高さの断面を撮影し、皮下脂肪と内臓脂肪を分離計測して内臓脂肪量を計算します。

検査日時

ご相談ください。

注意事項

妊娠中の方や1週間以内にバリウム検査をした方は検査できません。

骨密度検診
骨密度検査

骨密度検査

骨密度とは、一定の体積あたりの骨量(骨のミネラル成分の量)のことです。骨粗しょう症を予防するためには、自分の骨密度を知ることが大切です。

骨粗しょう症は、長年の生活習慣などにより骨がスカスカになって骨折しやすくなる病気です。最初は自覚症状はありませんが、腰や背中に痛みが生じて医師の診察を受けてから見つかります。ひどくなると骨折を起こし、寝たきりの原因となる場合もあります。骨粗しょう症になってから治すのは大変です。骨粗しょう症にならないように、日ごろから予防を心がけることが大切です。

検査方法

15分程、ベットの上で動かずに寝て頂くだけで測定できます。
全く痛みはありません。

検査日時

ご相談ください。

注意事項

妊娠中の方や1週間以内にバリウム検査をした方は検査できません。

睡眠時無呼吸症候群簡易検査

睡眠時無呼吸症候群とは、気道の閉塞などが原因で眠っている間に繰り返し呼吸が止まったり、イビキが起こったりすることで、昼間の眠気や集中力の低下をもたらす病気です。交通事故の原因、生活習慣病(成人病)との関連が指摘される病気として注目を浴びております。
睡眠時無呼吸症候群は、適切な治療を受けさえすれば、改善できる病気でもあります。

検査方法

ご自宅で睡眠中に検査します。
腕に検査器具(パルスオキシメーター)を巻いて動脈血酸素飽和状態を測定し、鼻に鼻呼吸センサーを着けて呼吸状態を測ります。

X線を用いた検査について

X線(レントゲン)という放射線を利用して行う検査

胸部X線撮影…約0.1mSv
マンモグラフィ…1mSv以下
CT撮影…1.3mSv以下
上部消化管撮影(バリウム検査)…4.0mSv以下
骨密度測定…約0.042mSv
実は、放射線は自然界にも存在します。X線を使った検査を受けていない人でも、普通に生活していれば大地や空気・宇宙などからの「自然放射線」で1年間に2.4mSv(ミリシーベルト)程度受けています。
人体が大量に放射線を受けて影響が出るのは、200mSvを超える量と言われています。

影響

医療施設で行われるX線量はごくわずかですのでご心配はいりません。
繰り返しの検査の場合は、特に白血病や癌に対する不安を強く感じる方が多くいらっしゃいますが、1回のX線量はわずかであり、かつ人間に備わった回復力がありますので大丈夫です。X線を浴びるわずかなリスクと検査で得られる情報の重みを考え合わせたとき、検査を行う価値の方が非常に高いので、全世界でX線を使用した検査が行われているのです。当センターでは、妊娠中や妊娠の可能性のある場合はX線を用いた検査は行なっていません。
医師や放射線技師も、できるかぎり少ないX線量で検査が終了できるように注意・努力してまいります。