PMDA医療安全情報No.60
PMDA医療安全情報No.60(R.02.08.26)(PDFファイル780KB)
胸腔ドレーン取扱い時の注意について
(事例1) 胸部レントゲンにて右肺虚脱を認めたため、胸腔ドレーンを挿入後、胸部レントゲンで確認した。胸腔ドレーン挿入2日後、自己血癒着を施行した際、咳とともに血液が喀出されたため、胸部CT撮影を実施したところ胸腔ドレーンが右上肺野に穿通していた。
(事例2) 胸水貯留を認め、ドレナージを実施するため胸腔ドレーンを挿入したところ、疼痛を訴え、
経皮的動脈血酸素飽和度(SpO2)の低下を認めた。胸腔鏡にて確認すると、下行大動脈及び肺底区域に損傷を認めた。