PMDA医療安全情報臨時号No.3

PMDA医療安全情報臨時号No.3(2022.4.6)(PDFファイル1021KB)

再周知特集その3
(MRI検査時の注意について)

(事例1) MRI検査のため、MRI用ストレッチャーに患者をのせてMRI検査室に入室したところ、ストレッチャーの脇にあった酸素ボンベが勢いよく引きつけられ、ガントリに吸着した。

(事例2) 看護師は止血テープ用のカッターに金属が含まれていることを確認しないままMRI検査室に持ち込んだ。MRI装置への吸着によりテープカッターが患者の頭部に直撃した。

(事例3) 天板の移動中、天板とガントリ入口との隙間に患者の指が挟み込まれ、負傷してしまった。

患者が天板を握った状態で、ガントリ内へ移動したことが原因であった。

(事例4) MRI検査後、患者の大腿部内側にやけど(Ⅰ~Ⅱ度程度)が発生していた。MRI検査中に、

両大腿部の内側が接触していたことにより、高周波ループを形成した可能性があった。