なみだの働きと構造
涙腺で作られたなみだは、瞬きによって広がり約10%は蒸発、残りは細い管を通り鼻の方に流れていきます。なみだは、油層、水層、ムチン層という成分から成り立っており、それぞれバランスを保つことで涙の安定性を保っております。ドライアイの患者は、この涙の状態が不安定になり、涙が蒸発しやすくなり、眼表面に傷がつきやすくなります。
油層:マイボーム腺から油層成分の分泌(蒸発を防ぐ)
水層:涙層の大半で上まぶた裏側からの涙腺で作られる(栄養供給 細菌防ぐ 傷を早く治すよう促す)
ムチン層:結角膜からの分泌粘液