ご家庭や居酒屋でのおつまみは、皆さんどんなものを選んでいますか?
フライドポテト、から揚げ、ピザ、揚げ物や味の濃いもの辛い物など、どうしても高カロリーなものに手を出してしまいがちではないですか?
アルコールは空腹時に摂取した場合、60~90%は30分以内に吸収され、さらに95%は60分以内に吸収されます。そのため、飲酒時のおつまみ
の状況により、消化管への負担やアルコールの吸収速度に影響を与えます。つまり、空腹時の飲酒を控えることで飲酒による急性胃炎の予防や、酔いを軽減することもできます。胃への負担と酔いの軽減には飲酒前から胃内に食べ物を入れておき、「飲みながら食べる」ことが鉄則です。
アルコール代謝を助ける成分をおつまみで補いましょう。また、エネルギー過剰につながりやすい揚げ物や油を多く含む食品料理は
控えめにし、野菜スティックやサラダ、酢の物などの低カロリー料理を選ぶのも良いでしょう。
おつまみ選択のポイント
ビタミンB1:ニンニク、ネギ、ニラ、枝豆、レバー
ムチン:オクラ、山芋、納豆
ビタミンC:野菜類全般、くだもの
水を飲みながら飲む |
アルコール度数が高いお酒を飲む時は、一緒に水を飲んでアルコールを薄めるようにしましょう。
また、水分をたくさんとると、排泄が促され、アルコール分解効果があります。
飲んだ後は… |
アルコール代謝で消費された水分の補給をしましょう。普通の水やスポーツドリンク、オレンジジュースまた、迎え酒もNG。一時的に頭痛や吐き気が抑えられたようになっても、結局はさらにひどい二日酔いを招きます。
それが習慣化すれば、アルコール依存症にも近づいてしまいます。
ある程度酔いがさめ、元気が回復してきたら、ぬるめのお風呂に入るのもよいですが、基本的には安静に。飲酒直後は絶対に禁止です。また、一晩眠った後もアルコールが分解されずに残っている場合があるので、車の運転にも注意が必要です。