MRI検査の写真てどんなものなんでしょう?
頭の血管です
CT検査では造影剤という薬を使わないと
血管を細かく描出することは出来ませんが、
MRI検査では造影剤を使わずにここまで
血管を描出することができます。
(全ての部位でここまで血管を描出出来
る訳ではないでが・・・動脈瘤や狭窄の
発見に有効です)
膝関節の写真 膝の半月板の写真(矢印の部分)
関節内の組織の様子や筋肉、靭帯の損傷具合・脂肪組織の様子など綺麗に描出できます。
普通のレントゲン写真では見落とされてしまうような骨の損傷(骨折)などもMRI検査
なら発見できることもあります。
胆のうや膵管の写真
これも薬剤を使用せず(飲み薬を使用することはあります)
撮影でき、胆石など胆嚢の中の様子や膵臓の中の管を見る
ことができます。
指の関節写真
指の関節のように非常に細かい部分でも
関節や靭帯、皮下組織の様子が分かります。
MRI検査は他の検査と違い検査時間が長かったり(通常の検査であれば20~30分位)検査中の
音がうるさかったりします。また検査中は装置の写真で示した通り狭いところに入る為、閉所
が苦手な方には少し辛い検査となってしまいますが、閉所などに対する少しの勇気と少しの我
慢さえ出来れば、寝ているだけでこんなに綺麗な写真が撮れて身体の悪い所が分かります。
素晴らしいことだと思いませんか?
できるだけリラックスできるように、音楽を流したり耳栓をお渡しして検査をするようにして
います。不安なことがございましたら、担当技師に申し出ください。