Q9.妊娠中に花粉症の薬は服用しても大丈夫ですか?

A9.妊娠中はアレルギー性鼻炎の症状が悪くなることがあります。ただし、胎児に与える影響を考えて服薬などの治療は慎重にならなければなりません。妊娠4ヶ月の半ばまでは、原則として薬を用いることは避けた方が安全です。薬を使わずに花粉が体に入ってこないように対策をしましょう。

・なるべく花粉の多い日は、外出を控えましょう。
・外出時は、マスクやメガネ、帽子などでできるだけ花粉をブロックしましょう。
・帰宅時、外で花粉を払って玄関でシャットアウトし、家に持ち込まないようにしましょう。
・帰宅後、洗顔やうがいなど体についた花粉をきちんと洗い流しましょう。

妊娠4ヶ月以後で、どうしても薬が必要な場合は、メディエーター遊離抑制薬やステロイド薬などの点鼻薬を最少量で用いる場合もあります。医師にご相談下さい。

 

引用・参考文献;花粉症ナビ「知っておきたい薬のQ&A」http://www.kyowa-kirin.co.jp/kahun/knowledge/qanda.html

     文責;薬剤科 境澤 潤