人工心肺装置

medical_shujutsu肺の働きは呼吸をすることにより酸素を体に取り入れ(吸気)、体の中に溜まった二酸化炭素を排出(呼気)していて、これを「ガス交換」と言います。肺で取り込んだ酸素は血液中に溶けています。そして心臓は、その血液を全身に送りだすポンプの働きをしています。しかし、心臓が動いている状態であったり、心臓内に血液がある状態では手術などの際に手術が困難です。一時的に心臓を止め、その代わりに人の心臓と肺の働きを代行する機器が「人工心肺装置」です。人工心肺装置
心臓に血液が流れ戻ってくる血管(大静脈)に回路をつなげ、機械側に血液を送り心臓を止めている間、人工肺と呼ばれる装置に血液を通し「ガス交換」を行い、心臓から血液が流れ出す血管(大動脈)に送り体に返します。