見え方(視界)の色合いを変える、黄色いレンズは景色が黄色に見え、青いレンズでは景色
は青色になります。これはレンズがレンズ自体の色や同系の色は通過させ、補色をカットす
るためです。これは黄色いレンズは青を青いレンズは黄色を感じにくくなります。
※補色とは、色相環で反対側に位置する色のことです。
図 色相環
図 色メガネによる見え方の変化
用途 マリンレジャー (水面からの強い反射を抑える)
不都合 ゲレンデやゴルフ (コントラス効果が低いため凹凸不利になる)
光(可視光線)平均的に吸収して色調の変化が少ない
まぶしさを予防する効果が大きい
赤色の識別が高まり、赤信号などや車のブレーキが認識しやすい
ブラウン系
用途 ウインタースポーツ (散乱光をよくカットしてコントラスト効果が
高い)
不都合 パソコン作業でコントラストがはっきり見え、そのために疲れる方
散乱光となりやすい短波長をカットするため、コントラストが上昇する
前眼部に炎症のある人の眼の保護に好適です
薄いブラウン系の10%から15%のカラーレンズは、周辺部分の渦を
目立ちにくくする効果がある
強いマイナスレンズには効果的です。また不同視の眼鏡処方にも違和感
をなくすのに効果的です
※渦とは、厚いレンズの側面がうつり込んで見えること
※不同視とは、右眼と左眼の屈折度が通常2D(ジオプトリ-)以上違う
もの
黄色や赤色の波長を減光して外斜位を軽減する
車のヘッドライトの眩しさを軽減する
※外斜位とは、両眼で見ていれば眼の位置のずれはないが、片眼を隠
し融像が出来なくなると眼球の位置が外側にずれが起こること
用途 釣り (全波長を平均的に抑え水面からの反射を和らげる)
ジョギング (中間波長を際立たせ安らぎ効果 眼精疲労やストレス
緩和 山や森林を鮮明にする)
パソコン作業でコントラストがはっきり見え疲れる方
不都合 赤の判定が難しいことがある
光(可視光線)青系赤系吸収する
色収差を少なくして最も自然な色調を保つ効果がある
目が疲れにくくする
眼底疾患のある人に適している
用途 テニス、射的、夕方時のサイクリング、霧中のドライブ
(薄暗い所ではっきり見たい)
ウインタースポーツ
不都合 まぶしさを防ぐ効果は低い、生理的刺激があり長時間の使用は勧
めない
青紫系短波長を吸収する。コントラスト効果が高い(ブラウン系
より)
ピンク系
血色が良く張りのある肌に見せる
まぶしさを防ぐ効果は低い、生理的な刺激がある
陰りのあるシャドー効果がある
淡い色でもまぶしさを軽減する効果がある