・野菜を食べているつもりになっていませんか?

厚生労働省が推進する健康づくり運動「健康日本21」では
“1日野菜350g以上”食べることを目標としています。

健康のために必要不可欠な“野菜”。毎日食べている!!と思っていても、
実はすべての年代で「野菜不足」の傾向にあることをご存知ですか?

出典:平成27年国民健康・栄養調査

・なぜ野菜を食べないといけないの?

野菜にはビタミンやミネラル、食物繊維など健康維持のために大切な栄養素が
たくさん含まれており、生活習慣病や肥満の予防にも役立ちます。
また野菜に多く含まれるカリウムは、余分なナトリウム(食塩)を
体外に排泄するのを助け、高血圧の予防にもなります。

野菜に含まれる主な成分と期待される効果

★抗酸化作用をもつ野菜⇒身体の老化を防ぐ

○カロテン・・・にんじん、ほうれん草など
○ビタミンC・・・ブロッコリー、ピーマン、パプリカなど
○リコピン・・・トマトなど
○ビタミンE・・・かぼちゃ、アボカドなど 

★食物繊維を多く含む野菜

⇒腸内環境を改善する、糖の吸収をゆっくりにする、コレステロールの吸収を抑える
オクラ、ごぼう、ブロッコリーなど

★カルシウムを多く含む野菜

⇒骨や歯の形成、骨を丈夫にする
 小松菜、水菜、大根の葉など 

・野菜を食べよう!でもどれくらい食べればいい?

目標1日350g(1食120g)=1日5皿分(おひたしのような小鉢にして5つ分)
緑黄色野菜は120g、その他の野菜は230g摂取するのが適正と言われています。

具体的な量は・・・

緑黄色野菜 120g

トマト:3/5個〜4/5個(1個150〜200g)
にんじん:3/5個〜4/5個(1個150g〜200g)
ピーマン:3〜4個(1個35g)
ほうれん草:3/5束(1束200g)

淡色野菜 230g

きゅうり:2本〜2.5本(1本100g)
レタス:7〜8枚(1枚30g)
もやし:1袋
ナス:3本(1本80g)

簡単な目安は・・・

                     出典:KAGOME 野菜のかしこい食べ方


野菜は「健康に良い」と理解していても、意識しなければ十分な摂取をすることができません。
調理の工夫をし、野菜を多く食べる料理を取り入れてみましょう。
またその際には主食・主菜・副菜をそろえた食事を心がけましょう。