日頃、元気で健康的な毎日を送っている方でも、高齢になると体調の変化などのちょっとしたことがきっかけで肺炎を引き起こしやすくなり、急激に症状が進むことがあります。肺炎は、日本の死亡原因の第3位となっていますが、一般に、細菌によって生じる肺炎のうち1/4~1/3は、肺炎球菌が原因と考えられています。65歳以上の高齢者においては肺炎球菌が肺炎の原因菌の第1位を占めています。
平成26年10月1日より高齢者を対象にした肺炎球菌ワクチンの接種費用の一部を公費で負担する定期接種が開始されています。今回は、肺炎球菌やそのワクチンについてQ&Aで説明します。