放射線って一体何者?

放射線には「α線」、「β線」、「γ線」、「中性子」などいろいろな種類があります。・・・ってなのことなのかさっぱりですよね!

では放射線とは何なのでしょう?

実際に目で見える物ではありませんのでどんな物かはわかりませんが、放射線の特徴の一つとして物質を透過するという性質があります。この透過する力は放射線の種類によって異なり、それを遮蔽できる物質も放射線の種類によって異なります。

そして、一番気になるところとしては放射線の量によっては人体へ影響を及ぼすということです。というと放射線は怖いものというイメージを持ってしまいますが、放射線の強さや量によって人体への影響は変わりますし、少量の放射線であれば影響はありません。実際この世の中(自然界)には、宇宙から飛んでくる宇宙線や鉱物から出てくるものなど様々な自然放射線が飛び交っており、私たちはそれを浴びているのです。

この様な放射線の性質を上手に利用してレントゲンやCT、がんの治療などの医療現場で活用しています。

 

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それでは、日常浴びる可能性のある放射線被ばくはどのくらいなのか気になりますよね?

自然放射線から受ける線量

世界平均でみる一人あたりの年間線量

 4 宇宙から0.39mSv大地から0.48mSv
  大気(主にラドンなど吸入)から1.26mSv食物から0.29mSv
6 東京~ニューヨーク間を飛行機で一往復すると0.19mSvこれらを含め自然放射線による年間線量がおよそ2.4mSv(日本平均では1.5mSv)

国や地域によって線量は異なります。

 

人工放射線から受ける線量

身近なものとして医療被ばくがあります。医療で使用される放射線には1年間に浴びる自然放射線より少ない線量のものから、がん治療に使用される高エネルギー高線量のものまで様々なものがあります。一般的な検査で使われる放射線量を参考までに示します。

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これらは実効線量であり吸収線量ではありません。臓器により放射線に対する感受性が違ったりするため吸収線量はこれらの値に臓器毎の係数を掛けたりして求めます。あくまで参考値として表記していますのでお間違えのないようにお願いします。